弊社の精米工場を有している子会社の中日本農産株式会社では、お客様に安心してお米を精米・お届けできるように工場の衛生・製造管理を徹底しております。

精米工場の衛生・製造管理について 

 中日本農産では、食の安全・安心に対する消費者の要求に応えるために2014年6月に3工場(愛知:佐屋工場・津島工場・奈良県:奈良工場)すべてでFSSC22000認証を取得しました。

 FSSC22000とは、下の図のように2020年に義務化されたHACCPやISO22000の内容を含んだ、より具体的で厳しい要求事項を盛り込んだ食品安全マネジメントシステムの国際規格です。HACCPやISO22000では、衛生管理プログラムなどが各企業のルールで決められるため、抽象的で企業ごとに管理の差がみられることもありますが、FSSC22000では、統一の厳しい基準があるため、工場ごとに審査を受け、基準をクリアすることを求められています。

 FSSC22000の取得以外にもお客様へより安全でおいしいお米を提供できるよう、様々な取り組みを行っています。

 例えば、

  • 入荷した玄米から袋詰めした製品まで、全てのロットで成分分析と外観を検査
  • 玄米から精米、袋詰めまで全ての工程を一元管理
  • 月に1回の定期的な工場の一斉清掃
  • 精米機や色彩選別機のメーカーなどの定期的なメンテナンスや勉強会
  • アース環境様による工場内の害虫検査
様々な取り組みを行い、定期的に振り返るための会議を開いております。

 お米は農産物であり、収穫された年や場所によって品質は大きく違います。細かく言えば、田んぼ1枚(1反:300坪)の中でも外観や味に違いがあります。そのお米を検査・精米機をはじめとした機器で安定した安全な精米にするのが私たちの仕事です。

 その為、ISO9002(平成11年取得)を皮切りに、様々な管理手法を取り入れ、品質向上に向けて日夜精進しています。

 品質だけでなく管理体制を含めた信頼できる精米工場で、お米屋さんや米卸からも委託精米をたくさんいただいております。

有機米の取扱い

佐屋工場では有機(オーガニック)米の対応も可能です。
日本国内向けの有機と海外有機の取扱いができるエコサートから認証を得ています。

日本酒や甘酒、味噌など様々な商品の原料としてご利用いただいております。


お客様からお預かりした有機米は看板を貼り付けて、
管理を行っております。

 また、2015年からVM活動をスタートしました。VMとはVisual Manegementの略称です。生産現場や事務現場において目で見る管理を行い、日々発生する無駄を省き、生産性を向上するように活動しています。

 工具や筆記用具等の備品は、姿置きで管理する時間を省き、異物混入の原因とならないように管理しています。年に1回、工場ごとに取り組みを発表し、各工場のいい個所を取り入れたり、改善箇所を指摘したりしながら、よりよい管理体制をとれるように日々取り組んでいます。

精米の委託・外注化を検討されている方

 弊社は2011年4月に最新鋭の主食工場を愛知県津島市の新設いたしました。
 米に混じる異物を除去する色彩選別機や、無洗米の装置(サタケNTWP50B)など多数導入し外食チェーン様や企業給食、病院給食などの業務用米から、量販店様向けの精米まで幅広く精米しております。

  委託精米事業

また、お客様のご要望に沿った委託精米も承っております。2kg~10kgの小袋から30kg紙袋、フレコンまで幅広く、お客様のご要望に沿った荷姿で製造します。

工場見学も随時行っております。
3工場全体で年間6万トンものお米を取扱いしている中日本農産に、ぜひ一度
お越しください!