米粉とは

 米粉って一体どういうものか気になる方はいらっしゃるかと思います。
 簡単にいうと、お米を粉砕して粉状にしたものになります。

 以前、少しだけ米粉パンが話題になりました。
 量販店やパン屋さんの店頭に並んでいるパンには基本的に、小麦粉を使用されています。
 しかし米粉パンには、主に米粉が使用されております。
 米粉を原料とした食べ物の特徴として、もっちりとした食感であることが言われております。

 それだけでなくコロナウイルスが蔓延したことにより、全世代における健康意識が高まっており、小麦粉を摂取すると肌質・体質に合わない方も少なくはなく、グルテンフリーである米粉製品を摂取しようという動きもあります。

製造設備について

 奈良工場はもともと、酒米精米がメインの工場でしたが、2010年に事業拡大に伴い、米粉ラインを新設しました。

 米粉の製造はうるち米を原料投入し、そのまま製粉を行います。
 つまりお米の選別工程を飛ばして、製造をするため、他の精米商品と比べ、異物混入のリスクが上昇する恐れがあります。


 しかし弊社では工場内でも米粉のみ別室で製造をしており、ラインに立ち入る際は工場入場時に加え、再度「手洗い・粘着ローラー・エアーシャワー」の徹底をしております。
 このように異物混入を防ぐために、細心の注意を払っております。

 製粉方法は気流粉砕方式を導入しており、粉砕時に発生する熱が小さく、デンプンの損復が少ない加工方式をとっております。

【製造フロー図】

製品紹介

 弊社は奈良工場にて、米粉製造事業も展開しております。
 米粉ラインでは新規需要米からうるち米を米粉・もち粉・だんご粉に製造し、パンメーカー様・業務用食品会社様へ販売しております。

米粉(うるち粉)
20kg/フレコン
もち粉
 ※検査物から規格外のもち玄米まで対応可能
20kg/フレコン
もちとり粉・だんご粉
20kg/フレコン

新規需要米とは?

 新規需要米とは、お米の新たな需要に対してのみ適用される、補助金がつくお米です。

【対象は?】
 小麦粉など、米以外を使用している原料の代替品として米粉を使用する場合。

【米粉の使用例】
 食感改良剤として、小麦粉の一部を米粉に置き換えて使用されております。パン、麺、お菓子などでご使用いただけるかと思います。

【原料の契約期限】(弊社と生産者との契約)
 当年の6月30日まで(4年産の場合、令和4年6月30日まで)
 ※契約後にお話をいただいた場合でも、数量によってはお出しすることも可能ですので、こちらもお気軽にご相談ください。

さいごに

 現在小麦粉価格が急騰している中で、食品業界にとって非常に厳しい状況が続いております。
 その一方米粉の価格は比較的安定的な価格で供給することが可能となっていますので、小麦粉の代替品としていかがでしょうか?

米粉製品をお求めになられる際に、お客様が理想とする製品を提案させて頂けたらと思います。

米粉製品を長期的に取引したい場合は、新規需要米の契約も可能でございます。

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お気軽にお問い合わせをください。