6月の初旬頃に弊社の取引先である株式会社 加藤商店様のご厚意を得て、田植えの見学をさせていただきました。

今回植えさせていただいた銘柄は「あいちのかおり」

田植え編


 すくすくと育った稲の根がびっしり1枚のシートのようになっています。
手作業でトラック・田植え機に乗せるのも一苦労です。

 肥料にこだわりがあるそうです。
単に肥料の量を増やして栄養たっぷりの圃場にするのでは、まだまだアマチュアだそう。

 農家さんは肥やしすぎた場合に、稲が倒れた状態になってしまい、収穫が困難になるのを見越して、肥料中の栄養素(窒素量)・全体量を調整しています。

 面積当たりで多く取れる方がいいというわけではなく、生産性と効率性の妥協点を模索しながら毎年の計画を立てて、育てているそうです。

 もちろん自然のことなので、すべてが計画通りにいくとは限りません。
気候の変化に伴い、生態系の変化も影響します。

田んぼいきもの


 その代表例である、農家さんの大敵であるジャンボタニシの卵です。
水面に入れるとふ化しないそうです。

 成虫前はこんな感じですが、これからすくすくと成長するそうで、農家さんは毎年稲を食い荒らされて悩んでいるそうです。

 1つの田んぼで0俵の収穫に追い込まれてしまった年もあるそうなので、なかなかの強敵です。

人生初の田植え機に試乗!

 更に加藤商店さんからトラクターでの田植え体験をさせていただきました。

マーカーで印をつけて、前に進んでいきます。
Uさん(左)、Kさん(右)

Uさんは自動車の運転よりも、手ごたえを感じられたそうです。
Kさんも安定感のある走りで、お2人とも真っすぐに植えていました。

真ん中の膨らんでいるところは、私が植えたラインです。
農家の方々の運転技術に感服いたしました。
不格好でも愛おしさを感じてしまいます。

人生初の田植えを終えて

あいちのかおりは晩生なので、収穫は少し遅めの10月下旬ごろです。

携わらせていただいたのは、長い長い農作業のほんの一瞬ですが、植えた苗に愛着が湧いていました。

加藤商店さんでPB米の「かおかお」をはじめ、全国でも珍しい銘柄のお米の販売もしております。

愛知県丹陽町でお店を構えておりますので、是非訪れてみてください。

この度は貴重な経験になりました。
加藤商店様、ありがとうございます。