こんにちは、HP担当のMです。
大榮産業 米穀部では新入社員教育の一環として、工場研修をカリキュラムに組み入れております。
営業として仕事をしていくうえで、自社工場の設備・製造工程を知ることは非常に大切です。
今回は新入社員Aさんに工場研修について説明していただきます。
工場概要
大榮産業は津島工場・佐屋工場(両工場とも愛知県)・奈良工場(奈良県)の3つの工場があります。
主に主食用米・用途限定米の精米・お客様からの委託精米・米粉の製造を行っております。
各工場食品安全管理システムの1つであるFSSC22000を取得済
また佐屋工場はJAS有機製品の取り扱いを認められた工場でもあります。
JAS有機食品の登録と同様製品を扱う工場の認証にも、壮大な道のりがあることを知りました。
工場のなか
工場へ入場時は長袖、長ズボン、衛生帽子とマスクの徹底を行います。
工場全体は冷暖房が完備されている箇所もあれば、全くついていないエリアもあります。
搗精エリアは夏場ですと、40度を超える過酷な環境になるそうです。
どの工場も清掃が行き届いておりました。
特に驚いたのは佐屋工場の原料倉庫の在庫管理の奇麗さです。
リフトマンがフォークリフトでパレットを積みあげたとは思えないほど四つ角が奇麗に揃っておりました。弊社内では神業と定評です。
バラ積みの作業をさせていただきましたが、なかなか思うようにいかず、
どうしても山のように傾斜になってしまいました。
四つ角を意識することだとコツを教えていただきました。
農産物で原料を扱うとなると、お米には虫がついております。
原料を投入するブースでは現場の方々はほとんど虫に刺された経験があるそうです。
工場内にいくつかの精米ラインあり、異物を除去するための工程や品質を
整える工程があります。
各ラインの搗精エリアは精米機のロールで、膨大なお米を擦っていることから熱が発生しやすく、籠りやすいです。
品質管理について
品質管理も人の目だけでなく水分・白度等を検査し、サンプルを段階的に
抽出し、経過観察も行います。
また、抽出したサンプルは1‐2年は長期保管をし、お客様から品質に関する問い合わせがあった場合はすぐに提出できるような体制を取っております。
研修を終えて
工場研修を得て、お客さまが安心して健康的な生活を送れるように様々な
角度から努力をされていることが細かなところからも見えました。
1粒のお米にも生産者だけではなく、多くの人の手が加わり「おいしいお米」として私たちの食生活の中心にあり続けていると実感しました。